若葉の繁る頃に

しがないアイドルオタクの備忘録とチラシの裏書き。「なんとかなる」人生を送るのが目標です。

#10 #あなたのAKBどこから

2021年初投稿がまさか10年前以上の自分を遡る事になるとは思わなかった。

 

twitterを覗くと「#あなたのAKBどこから」というハッシュタグがトレンドに上がっており、古き良き時代を思い出させてくれた。小嶋陽菜さんや高橋みなみさん、もちろん現役メンバーも当時を振り返り推しメンや加入理由などを発表していた。そこで今回は僕がAKB48を好きになったきっかけを紹介したいと思う。

 

僕もAKB48からアイドルオタクとしてのスタートを切った一人だ。当時中学2年生の頃の話。昼休みに友人と談笑しながら弁当を平らげていた時に教室中に響き渡った『RIVER』が初めて流れた瞬間、箸は止まり友人との会話はストップしこれが僕の人生を狂わす引き金となった。高橋みなみの一声から始まる「AKB-!チャッチャッチャチャッチャチャッ、48!」というイントロの強烈なインパクト、困難な状況でも絶対に向こう岸へと辿り着けるという熱い歌詞、川の中を藻掻きながら一歩一歩前進するメンバーが映されたPVを見て大きな感銘を受けた記憶は今でも忘れていない。10年以上経った今でもこの曲は色褪せない名曲であると思うし、今後も語り継がれて欲しい曲の一つだ。

 


【MV full】 RIVER / AKB48 [公式]

 

当時は小嶋陽菜さんがタイプであったのだが、当時はメンバーよりも音楽や映像といった作品に焦点を当てていたのでAKBそのものに強い関心は無かった。しかし次作「桜の栞」に収録されていた"あの楽曲"で完全にAKB48そのものの虜になってしまった事も忘れられない思い出だ。

 


【MV full】 遠距離ポスター / AKB48 [公式]

「RIVER」とは完全に真逆のいかにも王道でポップなアイドルソングと言える楽曲なのだが、最大のポイントは「アイドルファンなら誰しも抱える想いを赤裸々に綴った歌詞」である。

 

遠距離ポスター 近くにいるのに 君は切ないほど 手が届かない」

今考えるとごく当たり前の話なのだが、思春期真っ只中の自分にとってこれほど強烈に突き刺さった歌詞は無いと思う。アイドルという煌びやかな世界とどう考えても自分とリンクする事の出来ない現実を「遠距離恋愛」に例えてこの広い世界でも心で通じ合っているというメッセージが込められている。秋元康大先生万歳。

 

「違う世界 生きてるけど 夢に向かう 同じ道を走ってる」

僕は当時何となく勝手に「アイドルなんて努力しなくても顔が良ければ売れるだろう」と身も蓋もない先入観を持っていた。故にリリース当時に聴いた時にはあまり刺さらなかったのだが、AKB48というアイドルグループを好きになって「週刊AKB」や「マジすか学園」といったテレビから現状に満足せず突き進んでいく姿を見ていく内にそんなしょうもない先入観は何処かへ行ってしまった。タレントや女優業をマルチにこなす事は難しい事であると中学生の自分でも理解出来たので、自分の視野を大幅に拡げられる事が出来た思い出深い歌詞だ。ちなみにこの曲が柏木由紀さんを推し始めるきっかけになった。

 

当時少ない小遣いで購入した神曲たち』も良い思い出だ。ここから『大声ダイヤモンド』『言い訳Maybe』『君のことが好きだから』『自分らしさ』と言った楽曲を毎日家でリピートし、外でも聴ける様に小遣いを貯めてウォークマンを購入した事も鮮明に覚えている。新星堂限定で初回盤に封入されていたメンバー紹介のパンフレットも熟読した。DVDでダンスPVを見ながら振付しまくった。コンビニで総選挙の雑誌を買い友達と推しメンを発表し合った。受験シーズンと部活の先輩として日々を全うする中での癒しにAKB48があった。

 

神曲たち(DVD付)

神曲たち(DVD付)

  • アーティスト:AKB48
  • 発売日: 2010/04/07
  • メディア: CD
 

 

中学3年生となった2010年5月。『ポニーテールとシュシュ』がリリースされた当日に初回盤を購入し、握手券を握り締め6月に行ったよみうりランドでの握手会を今でも鮮明に覚えている。早朝5時30分に起き雨の中電車を乗り継ぎ、中学生らしい格好を身に纏って現地に辿り着いた。初めてこういう場所に一人で行く事もあって期待と不安が詰まっていた為かジメジメした天気に苛立つ事無く長い時間長蛇の列を耐え忍んだ。この時はまだ知らなかったのだが、この日は前田敦子さんや小嶋さん、高橋さん、柏木さんといった主要メンバーが不在であった。そもそもAmebaで情報を発信していた事も知らず、握手券に書かれてある情報のみで行動していた。今となってはあり得ない話なのだが、当時携帯電話も無ければ家にPCもなかった為、当日参加するメンバーを予め調べる事も出来なかったのでほぼサプライズ状態での参戦となった。案の定推しメンであった柏木さんは登場せずその場で凍り付いてしまった事も記憶に残っている。

握手会の内容は1グループにつき2人と握手できるのだが、ショックを隠し切れなかった僕は顔が好みであった小野恵令奈さん目当てで小野・峯岸ペアへ並んだ。これが僕の初握手となった訳なのだが、両者とも普通に対応は良かったものの(肝心の会話は全て忘れました)手にはキラキラしたパウダーらしきものが付着し、帰宅し手を洗うまで暫く残っていた事をよく覚えている。今では悔恨の思い出と化しているが。

 

その後僕は『ごめんね、SUMMER』と松井玲奈さんを推し始める様になってからSKE48に目覚め、約4年間サケカスとしてアイドルグループの魅力を存分に味わった。アケカスオンリーとしての期間こそ短かったものの、AKB48を好きでいた頃の時期の生活はとても充実していた。普段話す事も無かった女子とAKBトークに花を咲かせ、大変ではあったがまたあの頃に戻りたいと今でも考える事がある。

オタク歴も11年目に差し掛かり紆余曲折を得て今は東京女子流何故か坂道グループに辿り着いたのだが、勿論あの時のときめきは忘れていない。そんな初心を忘れず全力投球で(初日)推しメンを応援していきたいと思う。

 

#あなたのSKEどこから のハッシュタグもあったのだが、長文になりそうなので気が向いたらブログに綴ろうと思う。

#9 最悪な転職活動とその後を振り返る


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最低で最悪な2020年が終わろうとしている。

 

今年は新型コロナウイルスの大流行から、多くのイベントは自粛、去年に比べ外出の頻度は減り、経済的にも精神的にも苦しい1年となった。改めて人と会って直接会話をしたりライブを通じて直接音楽を肌で感じる事の素晴らしさを再確認した。そして同時にニュースから流れる自粛警察の行動、ネット上に流れるアジア人全体への差別的な言動やコロナ感染者に対する嫌がらせを見て人の恐ろしさを痛感する1年にもなった。そんな中僕にとって今年特に苦労したのは転職だ。コロナが猛威を奮う中でいかに転職活動を行う事が大変で難しい事であるかを大いに味わった。今回はそんな転職の話を中心に振り返ってみたいと思う。

 

丁度1年前は前職のIT企業を既に辞めており無職状態であった。

この時はコロナの話題もそれ程上がっておらず、新型とはいえ季節性の感染症だろうと高を括っていた。転職は苦戦しているが来年は良いご縁が来るであろうと楽観的に考え、夏になれば少しは安定して普通にライブを見に行ったり好きな推しメンと握手をしたりしているだろうと思い込んでいた。

しかし僕が想像していたものとは大きくかけ離れていた事に後にに気付かされた。

 

年は明けて1月。ふんどしを締め直すべく1社しか利用していなかった転職エージェントを3社に増やし、面接練習やカウンセラーと連携を図りながら、並行してハローワークに足繁く通い営業職を中心に自分の経験を活かせられる会社を探していた。IT系は勿論医療機器、ペット用品、化粧品、珍しいものにはアダルトビデオのルート営業など都内近郊且つ営業職であればどこでも応募していた。しかし結果は全て惨敗。中には面接中に自分の家族を貶す発言をしてきた会社もありその日は怒りに満ち溢れていた事もあった。

何だかんだあって苦戦しながらも3月の後半にハローワーク経由で応募した会社に正社員として入社する事となった。職種は業務用金網の営業職。中小規模ではあるがこの状況で正社員として務められるという事に幸せと達成感を覚えた。そして何とか9ヶ月の長い期間を経て無事転職に成功した…と思われた。

丁度緊急事態宣言が発令され入社日は20日遅れの4月20日。テレワークの概念も無い会社なので通常出勤となった訳なのだが、およそ9ヶ月振りの労働という事で特に気にする事も無かった。とここまでは良かったのだが。

入社から3ヶ月が経ち、仕事も徐々に覚えられる様になった忘れもしない6月19日の出来事。僕はその会社を試用期間中にクビになったのだ。恐らくだがこのコロナ禍で取引先の行動が制限された事により当初の推定売上を大きく下回り、会社の存続の為人件費を割く事となったのだろう。詳しい話は過去のブログにまとめている。

csppp.hatenablog.com

 

僕はすぐに家族に相談した。すると父が勤める会社が慢性的な人員不足に陥っており、特に事務員不足が顕著であるとの事。元々事務作業は得意なので、それに加えて法人営業経験と多少のIT知識を買われシステム課として配属される事となった。所謂コネ入社なのだが。面接でも入社前提で就業規則と給与面、社保関連の説明を受け、無事正社員として父の会社に就職する事となった。

クビを宣告された6月後半から再就職を決め仕事を覚え始めた7月まではジェットコースターの様な日々を過ごした。新たな環境、新たな仕事、新たな心持ち。精神的にタフな方では無いが、今の職場が良い意味でのアットホームな環境である為特にプレッシャー等を感じる事は無かった。しかし父と一緒の職場で部署も同じであり、加えて父が上司という形となった。普段の言葉遣い、考え方の違いによる衝突で苦労こそあるが、背に腹は代えられない想いで今の会社で働き続けている。今ではプログラミングの勉強と並行して仕事をしているが、インフラ業界且つコロナ禍においても安定している為、一応コネクトも手伝って人間関係に怯える事なく仕事に励んでいる。

 

 そんな中でも良い事があった。

潮紗理菜さんと言う推しメンができ、今ではすっかり彼女の虜となった。無職時代にはYouTubeで日向坂で会いましょうを見て彼女の活躍シーンを探したりTwitterから情報を得たりと転職活動以外はそこそこ充実していた。それなりに貯蓄があり失業保険を受給していた事もあって資金面に苦労する事は無かった為、しっかりと握手券も購入できた。コロナによって握手券が実質ミーグリ参加券に変わったのだが、潮さんの尊さと最高の振舞いは画面越しからでも大いに伝わる。潮さんの事を好きになって良かった。そしてもっと早く彼女の魅力に気付ければ良かったと後悔の念もあるが、彼女が今年自分自身にとって波乱の一年となった中での安住の地となったと思う。潮さんが居なければ今でも虚無に陥っていたであろう。

 

今日で東京の感染者も4桁の1,300人超となり、年が明けてもしばらくwithコロナの生活をせざるを得ないだろう。年明けに行く予定であったサンボマスターのライブも中止となってしまい、他にも好きなEVERGLOWのメンバーもコロナ陽性が発覚し年末の音楽番組にも欠席する事態となってしまった。会社でも感染者が出てしまったものの濃厚接触者の対象外ではあったのだが、今年は静かに家で年末年始を過ごしたいと思う。

 

そして今年お会いしたりTwitterで話し掛けたりしてくださったフォロワーの皆さん、本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します。

それでは皆さん、良いお年を。

#8 「まだまだ蕾の潮紗理菜」の魅力


最初の一文目から失礼致します…

 

潮紗理菜さんお誕生日おめでとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおう!!!!!!!!!!!

 

来る今日は12月26日。僕の推しメンである潮紗理菜さんの23回目の誕生日である。今回で今年6月に開設したこのブログも#8を迎えるのだが、偶然にも潮さんが好きな数字は「8」である。完全に意図的ですが。

 

今回は潮さんの誕生日を盛大に祝おうと彼女について知っている人も知らない人にも魅力が伝わる様、日向坂の"聖母"としてグループを支えている潮紗理菜さんについて色々と紹介したいと思う。勿論日向坂46というグループは個性の強いアイドルグループであるが、そんな十人十色のグループを優しく見守る彼女について一通りまとめてみた。長文乱文が著しいかもしれないですが、どうか最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

 

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  1.  「アイドルファン」から「アイドル」へ

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ガムランボール」を紹介する潮紗理菜さん

潮紗理菜さんと言えば、「日向坂で会いましょう」で変わった道具を紹介する「サリえもん」の印象が強いと思う。なっちょ棒やガムランボール、最近ではチョベックなど謎のグッズを紹介する近々FBI超能力捜査に呼ばれるであろうアイドルである。

 

…冗談はさておき、そんな彼女は1997年12月26日、神奈川県に生まれた。幼少期は周囲がおしとやかな性格で自分もその一員だと思い込んでいた様なのだが、父親の仕事の関係で幼稚園年中から小学3年生までインドネシアに居た頃の彼女は、明るい性格に変わり元気娘の象徴とも言える様に肌は真っ黒に焼けていた。赤道直下に位置し一年中温暖な環境の中であったので、勉強よりも体を動かす事に夢中であったという。

習い事にも積極的でクラシックバレエやテニス、自宅にはプールも備わっていた為水泳も習っていたという。特にバレエに打ち込んでいた彼女は踊る事が大好きで、ひらがな時代には彼女が映し出す表情・表現力には他のメンバーを感心させる程、手本の様な存在になっていた。両親は"やりたい事は全部やってもいい"という主義である。自分が挑戦したい事があれば背中を押してくれる。そんな親元で育てられてきた彼女は、アイドルになるまでは両親が予め用意してくれたレールの上を進んできた人生で、学校内の出来事や物事の決断などは全て両親に委ねていた。しかしアイドルになりたいという決断は、彼女自身で行った覚悟の意志なのである。

話は大きく進むが、彼女は中学時代から乃木坂46のファンであった。握手会にも足を運んでおり、特に星野みなみさんのファンであった。潮さんが当時高校3年生だった頃、それを知っていた親友は、そんな彼女にけやき坂46のオーディションを勧めてくれたのだ。2015年の大晦日。締切日であるこの日は、紅白を大好きな乃木坂だけ見て後は応募フォームにオーディションの文章を必死に記入していた。大学受験は推薦で既に合格しており大学の入学式まではたっぷり時間があるが、真面目な潮さんは受験シーズンという慌ただしい状況の中「私も何かしなきゃ」という使命感を持っていた。そして締切となる数分前に考えに考え抜いた文章を送信した。

審査は思いのほか順調に進んでいき、ついには最終審査をも合格したのだ。本来なら大いに喜ぶべき事なのだが、彼女自身は責任を感じ、娘想いの両親からは猛反対を受けた。オーディションは既に最初から合格者数が決まっていたと勘違いしていた彼女は、自分が合格した事によって他の候補者を蹴落としたと思い込み責任を感じていた。更に両親から「普通に大学に通って、普通の幸せを手に入れて欲しい」という親心が、今まさにアイドルになろうとしている自分自身を引き止めようとしていたのだ。それでも彼女が一つのレールから踏み外そうとしたのはある理由があった。

オーディション時、ある一人の候補者と仲良くしていた潮さんは、自身が審査に通過してその候補者が落ちた時の一言を思い出す。

「絶対にアイドルになって、私の分まで頑張ってね」

- 西中賢治「日向坂46ストーリー」より

 この言葉が彼女をけやき坂46のメンバーとしてスタートラインに到達させたのは言うまでもない。彼女は自身の優しさからアイドルになろうと決意したのだ。あの時、この使命感が後に人気アイドルのメンバーになるというトリガーになるとは一体誰が想像したのだろうか。

 

   2.  誹謗中傷を乗り越えて

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潮紗理菜「こんばんは!はじめまして!よろしくお願い致します!」 (2016年8月2日)

彼女は加入当初、多くの悪口雑言を浴びせられていた過去がある。

当時欅坂46が隆盛を極めていた中、ひらがなけやきは妹分のグループながら冷遇されていた下積み時代がある。この影響は潮さんに限らず1期生が全員味わっていた事なのだが、特に彼女に対する中傷は凄まじく「なんでアイドルになれたの?」「私の方が向いてる」や、特に酷い言葉には「欅の名前を汚すな」とも言われてしまう始末。勿論彼女は加入前後にスキャンダルを起こした事など無い。ネット上での誹謗中傷が社会問題化している昨今だが、こんなにも腹立たしい問題が当時明るみに出た事は無かった。そして追い討ちをかけられる様に中学時代のかつての友人からも陰で悪口を言い合っているという事を知った。彼女はそれ以降誰にも顔を合わす事は無く、人間不信に陥った事もあった。精神的に追い込まれた状況の彼女はスタッフに「もうダメです。耐えられません。辞めさせてください」と訴えた。そんな彼女にスタッフは、

「今の乃木坂メンバーも、みんな最初はそう言って泣いてた。でも、一つだけ言えるのは『あの時辞めなくてよかった』『続けてよかった』って思える日は絶対に来る。ここで辞めるのは簡単だけど、もう一度戻ってくるのは簡単じゃない。だからもう少しだけ頑張ろうよ」 

- 西中賢治「日向坂46ストーリー」より

「もう少し頑張ってみよう」

この言葉を聞いた彼女はその場に踏みとどまった。純朴で素直、そして真面目な潮さんが汚い言葉の数々にショックを受けてしまうのも無理はない。そんな性格が逆に仇となってしまったのだが、それでも捻くれる事無く自分のありのままの性格を受け止めてメンバーを鼓舞する姿は紛れもなく輝いている。メンバーを誰よりも先に心配するのが彼女。言うまでもなく彼女に襲い掛かった試練は社会的に許される事では無いが、逆境を跳ね返すどころか自分自身の良い性格を研ぎ澄ました所が大きなポイントである。彼女は自らを地に追い込んだ「言葉」という凶器を、プラスの観点で自分の武器として活用している。そんなアーティスト的思考を18歳から持っているのが彼女の魅力である。

 

3.  日向坂の聖母と愛されキャラと

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金村さんに名言を言い残した潮紗理菜さん

潮さんが「赤ちゃん」「聖母」と呼ばれる上でのエピソードは多い。

「ひらがな推し」での『キュン』ヒット祈願駅伝の回だ。当初左足が万全じゃない状態で駅伝に挑んだ彼女なのだが、2期生で5歳年下の金村美玖さんと2区を走っていた時、潮さんが「気持ちは美玖ちゃんのおかげで大丈夫」と言い、これに金村さんが「私もなっちょさんで良かった。喋りやすくて。」と返した。

この言葉を聞いた潮さんは「それならなっちょさん辞めてよ。愛萌みたいにさん付けを辞めて」と年齢関係なくフランクに接しようと提案したのだ。動揺する金村さんに対し続け様に「日向坂46は同じ一期生じゃない?日向坂46ができる時、デビューは一緒だもん」と返した。普通そんな言葉など出ない。グループやメンバーなどに対するリスペクト、下積み時代を乗り越えて歩んできたからこそ言える至極の一言であると思う。決して万全では言えないこの状況且つ本当に愛しているからこそ、こんな言葉が自然と出てくるのだろう。 

他にも佐々木美玲さんがラジオにて「世界一優しい人間」と評したり(けやかけでのひらがな新年会にて催眠術が怖くて泣いてしまった佐々木美さんに隣にいた潮さんがすぐに彼女を慰めてくれたシーンは有名)、握手会にて井口眞緒さんが欠席してしまい祝花の写真を撮れなかった時に代わりに一緒に写真を撮るなど、聖母と言われるほっこりさせられるエピソードを数多く持っている。故に握手会でも日向坂一の神対応とも言われるが、僕は彼女と会話をした時に過去の思い出が頭を過った。

 

当時元NMB48渡辺美優紀さんの握手に行った時の話だ。確かに"釣り師"と言うのはそれで魅力的な所はある。上目遣いで僕の目を見つめてきたその刹那は、非日常的で刺激的な世界に取り込まれてしまった様な雰囲気に入り浸った。しかし僕は案外現実主義な所があるので、同時に「この素振りを仕事としてきっちり務めているんだな」と感じてしまった(本当の現実主義者はアイドルにガチ恋しません)

握手会では神対応と言われる程の両者だが、タイプが違う対応であるのは言うまでもない。握手会という枠組みの中で常に全力投球をして満足させる渡辺さん。おしゃべりが好きで人懐っこい性格である故、自然と神対応として取り上げられる潮さん。どっちが良いだの悪いだのそういう低次元な比較論ではなく、「神対応」と言われる引き出しが増えた事に大きな喜びを感じた。僕は直接潮さんと握手した事は無いが、ミーグリにて彼女と話している時にも、初めて参加した際には名前を見て日頃からメッセージを送っている事に気付いてくれたり、外出して景色の良い観光地に行き「今までのミーグリの中で一番綺麗な景色!」と言われた事が特に記憶に残っている。画面越しでも彼女の振舞いがいかに最高であるかを思い知らされた。男は勘違いしやすい人間なので「神対応」と言われる行為からまんまと振り回されるものだ。自分もそうだししかし彼女との会話は恋人同士の会話ではなく、何処か地元の幼馴染みと会話している様に思える。勿論赤の他人なのだが、彼女はアイドルとオタクとの距離感を縮めようと必死に努力している事が伺える。ただしっかり相手への配慮も忘れず親身になってこちらの話を聞いてくれる所も魅力的だ。大抵は彼女の一方的な入りが多いが、僕は全く気にしていない。とにかく聞き役に徹して、彼女の話をじっくり聞いてあげるのが一番の楽しみであるから。

 

そして潮さんと言えば、『日向坂で会いましょう』にてインドネシアの雑貨・楽器等を紹介する「サリえもん」の印象が強い。「ガムランボール」「カエルのギロ」「藻玉」が挙げられるが、日向坂で会いましょうにて彼女お手製の「なっちょ棒」はおひさまの中でも特に有名なグッズであろう。

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「なっちょ棒」で除霊中の潮紗理菜さん

仕事帰りの車が一緒である富田さんが潮さんから突然怪談話をされたという。最近幽霊の気配を感じているらしく、常に2人に見られているみたいだ。そこでこの改善策に登場したグッズが、まさしくなっちょ棒だ。棒の先端に鈴が付いており、音を出す事により幽霊が近付かなくなる…との事。最早カルト宗教を彷彿とさせる様なスピリチュアル要素満載だが、彼女のこの唯一無二のキャラクターと後輩にもツッコまれてしまう少しポンコツな愛されキャラには今後も目を離せない(?)だろう。

ちなみに僕は3rdシングルヒット祈願にて彼女が持っていた民族楽器「カリンバ」を買い、今でも暇さえあれば練習をしている。

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 4.  「おしゃべり」から得られた成長

 

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2020年10月24日放送分「日向坂46のオールナイトニッポン0」にて

潮さんが極度のおしゃべり好きであるのは前項にて触れたが、そんな彼女の真価が発揮できる場所がトークを購読している人はご存知であるが「潮紗理菜のおっしゃりな」である。内容としては彼女の1日の発見や気付いた事について話した後、「しゃりレタ」と呼ばれるリスナー(総称はさんしゃりー菜です)からの手紙から悩み相談に答えたり応援メッセージを読んで終了するという流れだ。

元々おっしゃりなはひらがな推し時代のコーナー「スナック眞緒」にて潮さんがゲストとして出演した時、「特技が見つからない」という悩みに対し井口さんの「話が長くて上手いの!特技はおしゃべりだと思う」と言い、即興で一緒にラジオごっこを行った事がきっかけである。それ以降、潮さんと井口さんのメッセージにて不定期で配信する様になった。井口さんと言えば不祥事から批判の矛先を向けられやすい人物ではあるが、言わずもがな潮さんの仕事の幅を広げてくれたのは井口さんのおかげであると言える。井口さんのグループ卒業後においても、オープニングでのテンプレは「はい、今日も始まりました!潮紗理菜のおっしゃりな、まだまだ蕾の潮紗理菜です!そして根っこの井口眞緒です!と未だ井口さんの名前を必ず入れている。

僕は最初から聴いていた訳では無いのでラジオ開始当初から比較してのトークスキルの伸び具合は分からないが、「ゆうがたパラダイス(NHK-FM、2020年9月14日分)」「佐藤満春のジャマしないラジオ(InterFM897、2020年9月24日分)」「日向坂46のオールナイトニッポン0(ニッポン放送、2020年10月24日分)」と、特に2020年に入って活動の幅を広げていったと思う。勿論「日向坂46の『ひ』(文化放送)」においても流れる様な司会進行で聴いている側も安心出来る。ひなたの部活動ではラジオ部の部長を務める事にもなった(あの…活動まだですか…)。中身としては取り留めの無い話(褒め言葉です)で普通に時間をオーバーしてしまいパート2や3に行ってしまう事もしばしばあるのだが、先程の通り聞き手となって彼女の話を聞いてあげる時が一番楽しいので特に気にしていない。ただ緊急事態宣言による自粛期間にはほぼ毎日おっしゃりなを更新し、自身のトークスキルや編集能力、しゃりレタの内容に対するレスポンス能力が確実に成長しており(偉そうに言うな)、最近は更新頻度こそ不定期となったが今でも彼女は多忙を極める中でもこの場を忘れずにいる。この原点であるおっしゃりなが今後の活動を通じて多くの人に知られて欲しいというのが一さんしゃりー菜としての願いだ。

 

彼女についてまとめ上げていく内に、魅力の根端が3つ分かった。

 

1つ目は「真面目過ぎる」所である。

彼女が優しい性格の根端に真面目さがあるのではと考察した。自己犠牲の精神で常に困った人を見掛けると気が済まない性格で、彼女が人の為に尽くしたいサービス精神旺盛さがたまに過剰になり過ぎる事もある。しかしこの真面目な性格が無ければ、彼女は日向坂の聖母と呼ばれる存在は現れなかったかもしれないし、メンバーを優しく包み込むグループのクッション的存在が居なかったのかもしれない。そして一番に言える事は前述の通り、「彼女が真面目でなければ、潮紗理菜というアイドルは存在しなかった」という事になる。

 ファンやメンバー、スタッフ等に対する彼女の聖母ぶり・真面目さは前述の通りだが、その反面泳げない松田好花さんに対して笑ったり、DASADAの副音声にて富田さんに「停学になった事ある?」と聞いたりと何処か腹黒い一面を持つ通称「黒潮」 が表れる事もある。油断をした隙にはピリッと辛いアクセントを加えるのが彼女の魅力だ。これは彼女なりのユーモア溢れるボケであるので微笑ましい。逆に僕は黒潮の時が結構好きだったりする。

 

2つ目は「言葉の使い方・チョイスが上手」である。

彼女はトーク内で言葉の使い方に注意を払う事が多い。例えば「傷ついてしまったらごめんね」や「一言余計だったかな」と付け足し、相手への配慮を忘れた事は一度も無い。結果話が長くなってしまい取り留めの無い話に終わってしまうのが潮紗理菜さんあるあるである。ラジオに出演している時も同様だ。一言一句適切な表現を使う様に常に完璧を求めている姿がリスナー側からしても十分に伝わる。完璧を追い求め過ぎるのは良くない事だが、自分も完璧主義な所がある分共感してしまう所がある。予防線と言ったら悪い言い方だが、何人も傷付けない様に接する彼女らしい配慮は、聖母と呼ばれる由縁である事が大いに伝わる。その根底が「真面目過ぎる」性格に直結するのだろう。

蛇足だが、言葉や接続詞の使い方一つで言葉の意味が大きく変わってしまうのはビジネスシーンでも多く存在する。例えば「○○良い」「○○良い」とでは意味合いが全く違う。「」はこだわりを持つ表現として使う一方、「」は消極的な表現として使われる。僕も前職で営業を勤めていた頃はこの接続詞を間違え、お客さんの顔を曇らせた経験があったので、それ以降特に言葉の使い方を気を付ける様に心掛ける様になった。まぁ慎重になり過ぎて失敗して担当者の機嫌を損ねたケースもあったのですが。

 

3つ目は「常に全力」である。

あえて主語は省略する。付けると飽和状態になってしまうので。

彼女は『セルフ Documentary of 日向坂46』にて、「メンバーの中から見たら一番ファンに近いメンバーだと思っている」と話していた。潮さんはライブ中でもライブビューイングの時にカメラを意識して嬉しそうに笑顔を振りかざしており、ファンに対するおもてなしのシーンが非常に多い。慣れないウインクにも挑戦したり、とにかくいつも満面の笑顔でファンを迎えてくれるのだ。2期生の小坂菜緒さんも加入前ひらがなけやきのコンサートを観に行った際、特に印象的であったメンバーに潮さんの名を挙げ、「こんなにキラッキラな笑顔でパフォーマンスする人って本当に素敵だなと思って、その姿に惹かれました」と語っており、彼女がけやき坂46にこだわって加入した経緯がある。4作連続センターの実績を持つ小坂さんが日向坂のメンバーとして活動出来ているのは、間違いなく潮さんが映し出す常に全力であるパフォーマンスのおかげなのである。

 

最後に蛇足ですが僕が潮さんが好きになった経緯を紹介します。

きっかけは3rdシングルに収録されている「こんなに好きになっちゃっていいの?」に収録されているりまちゃんちっくとしてのユニット曲「ママのドレス」のPVである。

ソロカットで加藤史帆さんは走水海岸、佐々木久美さんは田浦の京急ガード下(京急田浦安針塚間)で撮影していたというまさに京急沿線民・横須賀市民ホイホイの曲なのだが、それよりも僕は常に笑顔な潮紗理菜さんに一目惚れしてしまい、いつの間にか彼女の虜になってしまった。少し気になってはいたのだが、こんなにも惹かれてしまったのは初めての出来事だ。

そして当時は無職状態で転職活動においても見通しが付かず、精神的にも病んでしまいそうな時期に前述にて触れた彼女の人間性・考え・誹謗中傷を乗り越えてきた強いバイタリティとアクションに感銘を受け、気付けば大いに自慢できる推しメンになった。

高本彩花さんや宮田愛萌さんが気になっていた時期もあったが、彼女をクローズアップしてからの印象はとても鮮明に覚えている。僕のドルオタ人生を豊かにしてくれたのは、紛れもなく潮紗理菜さんのおかげである。

かれこれそんな彼女を推し始めてから早1年が経つ。こんなにも素敵な内面を持つ彼女をもっと早く知れていればと当時の自分の不甲斐なさに呆れてしまうが、それでも今をそれなりに楽しく過ごせているのは、潮さんが最高の笑顔でパフォーマンスをしてくれたりミーグリにて神対応で常に接してくれるおかげだと心から思う。本当にありがとうございます。

 


日向坂46 『ママのドレス』Short Ver.

 

 

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例によって構成力の無さが祟ってクッソ長い文章となってしまった。まぁ彼女の魅力を全て伝えると確実に2万字は超えるのでこれでもまとめられた方かもしれないが。文章構成力に長けている人が心底羨ましい。フォロワーさんのブログを見ると心底自分自身のボキャブラリーの皆無さに驚く。

しかしこんな僕のブログが、潮さん本人やまだ彼女を知らない人にとって、「潮紗理菜」という人間の魅力が伝わってくれれば嬉しい。

#7 11月の総括

当初飽き性である自分を変える為にブログを開始したと#1で綴ったのだが、それから半年過ぎ投稿した数はこれを含めて7件。

 

普通に少ない。1ヶ月に1件しか投稿できていない。

ぶっちゃけブログにするネタが少ないと言うのが本音なのだが。

一応11月は色々なイベントがあった分、色々な感想を綴りたいと思う。

 

11月23日は潮紗理菜感謝デーであった。

 

日向坂で会いましょうでの活躍の他スッキリ、バケット、そして世界まる見え。

純真無垢な笑顔は相変わらず。何故か親目線で安心してしまう(気持ち悪い)

子供の頃からよく見ていたバラエティ番組で彼女の活躍を拝められ、感動のあまり涙を流してしまった。バラエティ班としてもフォーメーション的にも決して目立つ位置に居る訳では無い。しかし昨今のサリえもんのヒット(?)からしくじり先生のソロ出演をトリガーに活躍の場を広げられる事が出来た事が素直に嬉しい。ピンチケの頃は認知を得ようとかレスを貰おうとか自分中心の満足感を得ようとしか考えていなかったが、今となっては純粋に見守っているこの瞬間が一番楽しいと思える。


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ミーグリにも参加した。当初は否定的な角度で見ていたが、いざ参加してみると楽しいものである。事前に名前を設定する事ができるので、初めての場合でもアイドルから名前を読んでもらえる所が特に魅力的なのではないかと思う。潮さんは誰に対してもフラットな性格である上、サービス精神旺盛な所があるので話足りない事が多いのだが、それでも十分満足出来るので不思議な物である。券が少なくとも何回か足を運べば認知も頂ける上に、一方的に彼女のターンで話を進める事ができるのでこれ以上に無い開放感を得る事ができる。昔ほど認知の有無にこだわる事は無くなったが、それでも顔を覚えられているという事実は歳を取っても嬉しい事である。

 

11月28日、東京女子流 10th Anniversary Live~*キミニヲクル*~を見に行った。

 

女子流の生ライブは9ヶ月前の無銭以来である。久々の彼女達の姿を2階席から眺めた。f:id:csppp:20201207172503j:image

「音楽の楽しさを歌って踊って伝えたい」という女子流のコンセプトはやはり生のライブを見ないと伝わらないのでは無いだろうか。山邊さんが持つ色とりどりのパフォーマンス、新井さんが持つ良い意味での幼さと極限まで極められた歌唱力、中江さんが持つ高音域での発声、庄司さんが持つ切れ味抜群のダンススキルとMCとしての安心感。言うまでもなく洗練されたこれらは自粛期間中に会得したものではなく本来持っていたスキルである。配信ライブには無かった臨場感を再び味わう事が出来て最高のライブだった事は間違いない(MC中のよく分からん自己紹介部分は置いといて)

セトリは主に新曲を含めた2016年~2020年の楽曲が中心であった。おんなじキモチやヒマワリと星屑、AHBPなどといった定番曲も入った全体的に安定したセトリであり、問題視されている光るよ/Rebornは未登場。本格に固められたこのセトリは純粋に音楽を楽しみたいアスタライトの想いが十分に伝わった内容なのではないか、と思っている。

 

そしてこの月はSNSで色々と考えさせる出来事が多くあった。

軽い気持ちで投稿した文章が誤解を生み、相手を不快にさせてしまった。自分はTwitter9年目を迎えていても突発的な投稿をしてしまう事がある。そりゃTwitterなので感情的な想いを吐露してしまう事はあるかもしれないが、今一度うっかり失言をしない様に一度立ち止まって、同じ失敗を繰り返さない様真摯にTwitterに取り組みたいと思う(Twitterに本気な人)

小田嶋隆さんの以下のツイートがとても身に染みたので紹介します。

 

いよいよ師走に突入し、最悪な2020年が終わろうとしている。

ライブも今は少しずつ開催し始め、年始めのライブは横アリでのサンボマスターが控えている。

いつ自分がコロナに感染されるか分からず不安の日々が続くが、自分の人生に後悔はしたくないので自分で出来る感染対策を引き続き行っていきながら目の前のイベントを楽しみたいと思う。

 

 

頼む…

 

早く日向坂のライブを生で見せてくれ…

#6 クソみたいな2020年

朝、いつもと同じ時間に電車を待っていると、突然駅員からのアナウンスが聞こえた。

 

「先ほど県立大学駅にて人身事故が発生した為、今後ダイヤが大きく乱れる可能性があります」

 

またか…というネガティブな話題に思わず溜息が出る。後ほどニュースで確認すると、身元は制服を着た男子高校生で特急電車にはねられたとの事。十中八九自殺なのだろう。希望ある学生が自ら命を絶つ選択をしてしまったニュースを見るといたたまれない気持ちになる。いじめを受けていたのか、家庭環境が粗悪だったのか、はたまた勉強が大変だったのか。部外者が憶測をしても何の意味も無いが色々と考えさせられる。

最近自殺関連のニュースが後を絶たない。今年はこのコロナ渦で株価大暴落による経済恐慌から失業してしまった人、サービス業界を中心に相次ぐ倒産、エンタメ・音楽業界への損害…経済不況による生活苦から自殺者が急増している。国内自殺者は前年に比べ3ヵ月連続で増えているらしい。

そして特に今年は多くの芸能人の自殺報道を目にする。5月に亡くなった木村花さんから始まり、三浦春馬さん、芦名星さん、竹内結子さん、そして今日は赤い公園津野米咲さんがこの世を去った。死因はともかく、相次いで有名人の訃報を耳にすると胸が痛む。誰が彼らを苦しませたのかは誰にも分からない。マスコミや一部の人間が様々な憶測を唱えているが、僕はそんな風潮が大嫌いだ。所詮そんな情報を発信している奴は裏でSNSのいいね稼ぎや記事のアクセス数稼ぎの為の策略に過ぎないと考えているので。そんな人間の汚さが露骨に現れたのもこの年なのかな、と思っている。

更にはマスクを巡って口論に発展し争う人達、SNSのデマや流言を鵜呑みにして騒ぐ人達、自粛警察、感染症対策を根性論で乗り切ろうとする昭和気質の無能経営者など、次々と人間の愚かさが顕著に現れたと思う。非常時にこそ人間性の真価が問われると聞くが、まさにその通り。ひょんな事から信頼関係はいとも簡単に崩壊してしまう。今まで鳴りを潜めていた人物が変貌して迷惑行為を働き逮捕された輩もいた。甲本ヒロトは当時の現代を「いい奴ばかりじゃないけど 悪い奴ばかりでもない」と歌ったが、今はこの日本自体が悪い奴らの巣窟だと思っている。政治家や餃子騒動の某実業家が明るみに出がちだが、アイドルオタクとしてはこの時期にホストと自宅デートをしていた石森も同罪だと思っている。

 

そしてまともなコロナ対策を怠って感染を拡大させた安倍晋三には今でも顔も見たくない程腹が立つ。皮肉にもこの頃から政治関連のニュースに興味を抱くようになり前政権下の悪行を調べるとこの国の無能さと冷酷さがよく分かる。自然と政治家に対する憤りも溜まっていく。お役人さんはこの状況でも満額ボーナスが貰えて羨ましい限りだ。

 

散々愚痴ってきたのでまとめると、「早くアイドルと握手して好きなアーティストのライブが見たい」という単純な想いである(全く関係ない)。

「そんな事よりも 次の日曜日 晴れたらいいよね」東京女子流/ヒマワリと星屑)

そんなたわいのない事を願う日常に戻れるよう祈っている。

#5 Around 30

また一つ年を取ってしまった。

 

25歳となり、ついにアラサーとしての一歩を踏み始めた。僕と同世代の菅井友香さんや佐々木久美さんも近々アラサーに突入してしまうとなると感慨深い。ちなみに来年は山邊未夢さんも女子流唯一のアラサーとなる(根アスタライト)。

 

25歳となると世間的には立派な大人の仲間入りとなり、人生において大いに遊べる最後の時期となる。風俗へ行って歳を聞かれても「若いね〜」と言われる事も少なくなる(例えが最悪)。反面結婚ラッシュが相次ぎ、焦りに焦りを生んでしまうのもこの時期だと思っている。

無論オタクである僕にも結婚願望はあるが、まともな恋愛などした経験は無い。そんな僕は庄司芽生さんと潮紗理菜さんのガチ恋オタク。モテ男とは対極の位置にいる癖に華奢なアイドルに恋をするという正に滑稽噺に出てきそうな愚かな男だが、希望を捨ててしまうと現実に喘ぐ自分が容易に想像出来てしまうので精神衛生上こうでもしないと気が狂ってしまうのだ。

今回は少し恋愛について話したいと思う。 Twitterで恋愛話をしても叩かれるだけなので、どうかブログの中だけでも少しだけ自分の過去を回顧させてください。

ここから先は過去の恋愛話となるので「オタクは恋愛話をするな、アイドルの話をしろ」「お前の恋愛話なんか聞きたくねえよ、失せろ」と思った方は回れ右でお願いします()

 

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最近幼稚園時代からの友人が大学時代に出会った女性と婚約し、来年には挙式を開くとの事。彼女も市川紗椰さん似の可愛らしい子だ。中学時代に入っていた僕のグループ内では初めてであり心から祝福したい気持ちもあるが、未だアイドルの背中を追っている現状の自分と比較すると胸が痛む。こうして年を追う毎に焦りを感じてしまうシーンが多くなり、自分だけ置いてけぼりにされてしまう事を想像してしまうと、自暴自棄に陥る事もしばしばある。そして周囲が続々と結婚しては子供を産み、話題は趣味や恋愛における愚痴話から一転、奥さんや子供などの家族の話題にシフトする。そんなノロケ話を会社の先輩から何度も聞いてきた。

前述の通り僕はこの25年間まともな恋愛というものを経験した事が無い。過去に2人と付き合った事があるが、セックスどころかキスさえした事が無い。1人目は高校時代に学年のマドンナ的存在と付き合ったが、自らのコミュニケーション能力の低さから行動が空回りし、「一生懸命さは伝わるけど、もう疲れた。さようなら」と2ヶ月で愛想を尽かされ別れた。一体どんな経緯があって交際に発展したのかは今でも分からないまま初恋は終わった。

2人目は専門学校時代、One Direction好きの少しぽっちゃりめな女の子と付き合った。価値観が合う事や前回の反省点を踏まえてデートの回数を増やす事でトライアンドエラーを繰り返しながらも積極的にアプローチする事が出来た。彼女は褒める事が上手で、男として認めてくれた唯一の女の子だった。特別恋愛経験が豊富な訳では無くお世辞抜きで褒めてくれたのがとても嬉しかった。しかし卒業の4ヶ月前に差し掛かった12月の帰り道、「カナダへ留学する」といきなり告白してきたのだ。「卒業してもこうやってバカ話出来ればいいね~」と語り合った矢先にだ。僕は突然の報告を受け止められずその場で泣く事しか出来なかった。やがて時間の経過と共に心に余裕ができ、"別れた訳では無い"と自分に言い聞かせられる様になってからは、出国前の空港にて"またね"をしても涙を流す事はなかった。

しかし3年後には絶対に帰ってくると約束し待っていたものの、その1年後にLINEはブロックされてしまう。更にその1年後には追い討ちをかける様に予定よりも1年早く帰国し、今では実家で生活をしていると友人から聞かされた。あの誉め言葉は何だったのか。"またね"とは一体何だったのか。カナダへの留学は僕との別れの口実だったのだろうか。あの時流した涙、褒められた時の高揚感を返せと今でも後悔の念を忘れられないでいる。カナダという異国の地で彼女の考えが180度変わってしまったのかどうか知らないが、女心は到底僕には理解できない。アイドルオタクをしている今でも定期的に答えの無い別れの理由を粗探ししてしまう。そんな自分の情けなさが見透かされてしまったというのも、可能性はある。

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思い返せば特に恋愛面では傷だらけのまま25歳を迎えてしまったと後悔している。だが今だけは目の前の好きな人達に本気にさせて欲しい。今は東京女子流のパフォーマンスと潮紗理菜さんの活躍を見ているだけで最高の笑顔になれるので。ただTwitterでアイドルや独身異常男性である自分を遜るツイートをする時、いいねはされるが何処か虚無感を覚える事がある。幸せになりたい。推しメン、僕と結婚させてくれ(最悪な終わり方)

 

という、何とも薄っぺらい内容で終わった約2ヶ月振りのブログ更新でした(完)

#4 7月の総括

約1ヶ月以上のブログ更新になってしまった。

 

Twitterや実際にお会いしたフォロワーさんから「ちゃそぴさんのブログ見てますよ!」と声を掛けて頂いた事もあって、そろそろブログを更新しなくてはという使命感が生まれて久々にはてなブログを開いた。

 

今回は何かと色々あった7月の出来事について色々と話したいと思う。

 

 

何とか再就職先が見つかった。

 

僕は6月上旬に前職をクビになった。

#3 会社を試用期間でクビになったオタクの話 - 若葉の繁る頃に

 

このコロナ渦で就職活動をしていくにはあまりにも厳しいと思い、両親に相談。すると父が勤める会社がどうやら人手不足であると聞き、「今なら面接してあげる様に打診してあげるよ」と言われ大きなチャンスを貰った僕はその2週間後、早速父の会社の面接に臨んだ。

 

面接の2日後、父の後押しもあり無事内定を頂いた。世間的に見れば所謂コネ入社と言われるものなのだが、この状況で転職活動を再開させるのはあまりにもリスキー過ぎる上により良い会社に転職するとなると茨の道である。世界的にコロナ失業率が増えていく中で職にありつけられるのは有難い。

7月に入り新規感染者が爆発的に増えてきた中、会社員として復帰出来た事に感謝している。

 

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自分が配属された部署は総務部のシステム事業課。以前は2社とも営業であった為全く毛色の違う職種となる。と言ってもシステムエンジニアではなく、PCでの入金管理やシステムトラブルが発生した際の対応、あとはせいぜい金融機関や受託開発会社との電話対応を行うぐらいの簡単なお仕事である。コロナが流行りだした4月頃から人員が不足しているのだが、特別問題点がある訳では無い。むしろホワイトである。福利厚生も土曜出勤が基本デフォになり年間休日こそ少なくなったものの、他の好きな曜日で代用出来る上に有給も100%取れる風通しの良さは魅力的であった。

前職では正直ミシミシとした職場環境であった。古典的な会社である為、典型的な年功序列制度が纏われていた。上司と部下が歪み合う状況は日常茶飯事の光景。若手はいつまでも罵声を浴び続けられる。僕はそんな場所に慣れていたせいか、フレンドリーに接してくれる先輩方の振る舞いに驚きを隠せないでいた。

 

そして上司は、まさかの父親。

 

まぁこの状況下では仕方の無い事なのだが、父親を上司に持つとなると色々と違和感を覚える。ただ皮肉な事に一番仕事の教え方が上手かったのは父親なのであった。

約30年間勤めていた父も来年で定年を迎える為、業務の引き継ぎを行わなくてはならない。ホワイトな環境ではあるもののこれまで実績を積んできた父に泥を塗る訳にはいかない。今はとにかく勉強の日々である。

 

秘書検定の勉強を進めた。

 

7月は何かと転職に纏わるイベントで盛り込まれていた為中々勉強が進まなかったと言えば言い訳になるが、それでも序盤までは何とか進めた。

内容としては人事労務管理、財務、法務関係、マーケティング等といった一般常識について。意外にも暗記系のものが中心である為、勉強はサクサク進められた。

 

 

カリンバを購入した。

 

完全に推しメン(潮紗理菜さんの事です)の影響で購入したのだが、楽器素人であると共に不器用な僕は音楽として成り立たせるのも難しかった。何とか今は練習を何度か繰り返して人並みに弾ける様になった、かもしれない。


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しゅんほーちゃんねるが僕の中のトレンドになった。

 

しゅんほーちゃんねるとはYouTuberであるしゅんほーさんのYouTubeチャンネルの事。

しゅんほーさんとは相互フォローの関係である。しかし当時面識は無くツイートをいいねする位であったのだが、ある日YouTuberとして活動を始めてから、彼の動向に注目する様になった。

最初興味本位で見た動画が、当初YouTuberに対して否定的な意見を持っていた僕がここまで180度考え方が変わるとは思っていなかった。

内容としては街中で路上飲酒、所謂ストアルをしながらご当地グルメを堪能し、各地の観光地へ足を運ぶ「大豪遊シリーズ」、目隠し状態で複数のレモンサワーを飲み比べ、銘柄を当てる何ともテレビ千鳥の企画に似た「利きレモンサワー」等といったお酒をテーマにした動画の他、独自の筋トレを紹介する動画もある。

個人的に一番好きなのは「お酒を飲むと本当に頭が悪くなるのか?」という検証系動画。


【検証】お酒を飲むと本当に頭が悪くなるの?【泥酔】

(肝臓を中心に)体を張った動画である為、バラエティ番組が好きな人には取っ付きやすい内容になっていると思うのでオススメです(宣伝)

 

8月の初めにはオフ会にも参加した。

オフ会としては1時間半程しゅんほーさんへの質問コーナーや全員賞品を獲得出来るビンゴ大会が行われ、僕も私物プレゼントとして麻倉ももの小銭ケースを手に入れた。

 

 

まぁオフ会の後はTIFの定番ソングを流してオタクと共に沸き疑似TIF2020と化したのですが。

 

 

東京女子流の無観客ライブを見た。

 

久々に東京女子流のライブを見たいと思い無銭ライブを見た。

東京女子流VS新井ひとみ 対バンライブ」という何とも???となるタイトルだが、結論から言うと内容は文句無しに最高であった。

2部構成となっており、1部はDJひっとこと新井ひとみが女子流の名曲を選曲。その後「デリケートに好きして」「マジ勉NOW」「Sexy Sexy,」(新井ひとみ最高楽曲)などを披露。改めて"新井ひとみは偉い"と感じられる1部となった。

2部は新井ひとみ含めた東京女子流がTokyo Girls Journeyの白黒衣装を身に纏い「雨と雫」「薔薇の緊縛」「キミニヲクル」などを披露してくれた。やはりこの4人は居心地が良い。いつも通りのほんわかしたMCからハイレベルなダンスと歌唱力で観客を湧かす東京女子流のスタイルは、絶対に自分の生活から切り離したくないと心から思う。頼むから武道館公演をもう一度やってくれ、本当に頼む…。

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日向坂46の無観客ライブを見た。

 

この日の為に仕事を頑張ってきたような所がある。

内容としてはファンタジー風のストーリーが章によって構成されていて、御伽話の様な世界観に包まれていた。メンバーが"音楽の街"の住人達を助け、平和を脅かす一味と戦い、街の平和を取り戻す為に立ち向かう何ともベタな作品になっている。

印象的であったのが、個々の活躍が光っていてメンバー毎の不平等などは一切無かった所である。

 

推しメンである潮紗理菜さんも最高に可愛くて最高に輝いていた。

所謂ハッピーオーラを全面に振り撒いていたのだ。劇中に「黒潮」と豪語されるブラックな一面を露わにした所も最高に良かった。

彼女はいつでも笑顔を絶やさない。

アイドルという職業である以上これは当たり前なのだが、改めて大切な事に気付かされた。推しが眩い光の様に輝いていた。僕はその姿を拝む事が出来ただけで雲の上に乗った様な心地になれた。

 

勿論他のメンバーも最高だった。

渡邉美穂さんの眼力、富田鈴花さんのカミカミのラップ、小坂菜緒さんの安定感、金村美玖さんの癒やし、加藤史帆さんの演技、丹生明里さんの笑顔…

良い点を挙げたらキリが無い。

この渦中でも最高のパフォーマンスを画面越しで体感でき、一体感を生んでくれた日向坂46さんとスタッフの皆様に感謝。

まぁ僕は古(いにしえ)のオタクなので、一番盛り上がっていた所が誰跳べ→No Warのコンボだったのですが…。

 

 

6月は悲惨な月であった。コロナ渦の中で突然首切りを迫られ路頭に迷ったものの、7月は1ヶ月も立たずに新しい職場へ転職する事ができ私生活もそれなりに楽しめた為、充実に満ちた月になったと思う。

 

最後に最高に可愛い推しメン達載せときます。


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8月は…何をしようかな。

虹プロ一気見でもしようかな。